2014/04/23

砂の国トットリ 日本一周14話 鳥取-兵庫


大陽がまぶしい!

背をのばして青空を見上げる。爽やかな風が吹く鮮やかな空模様だ。
 足にまとわりつくサラサラの砂も大歓迎。いつまでもここにいられそうだ。
 のんびりとした空間の中に自分が溶けこんでいく。心地いいなー!



本編はじまり!
おはよーございます!パパっと寝袋を畳んで準備開始。メシを作ります。 
豆腐を手のひらで切って、マーボーの元入れて出来上がり。すげうまそー!
 寒さでガチゴチになった体が溶けます。ラストは洗濯をして出発です!



大陽が出てきました。荷台にのせた洗濯物もすぐに乾きそうだぜ!
 朝は砂丘を目指してGOGO。坂を登ってるとサイクリングロード\(^o^)/ 
テンション上がるわ~!緑をかき分けてガンガンぶっとばす!!!



砂丘ついた!どこにチャリ置こうかな。ん?見たことあるチャリがあります。
 しばらく待ってると2日前に会った『まこっちゃん』登場。やっぱりそうです!
 「もうメシ食べた?せっかくだしさ、急いでないなら一緒に食べよう!」




ということで一緒にメシ。みずほさんに教えてもらった海鮮丼屋『鯛喜』へ。
 久しぶりの贅沢です。うまいな!幸せすぎる。お腹が膨れた所でお別れのとき。
方向が一緒なので、また会える気がします。お楽しみの『鳥取砂丘』へ!



すげーいい!まるでサハラ砂漠に来たみたいだ。行ったことないけど!笑
 イメージしてたよりはるかに小さいです。この十倍はあると思ってたけどGOOD。
砂丘の奥で海が見えるらしいので、ミシミシ砂を鳴らして歩いていきます。



うっおー!日本のアラバスタ最高ー!青空と砂のコントラストたまんね~。
 このアップヒルを登れば念願の海だな。ダッシュ-!!!ダダダダダ・・・!!
 オバちゃん集団の横を颯爽とスプリントしていきます。頂上を超えました。



おおお・・・!思わず言葉を失います。はしゃいでた自分が恥ずかしい。
 息を切らした呼吸だけが聞こえる。めいいっぱい息を吸いこんで楽しみます。
 それから地面に尻をつけて、コバルトブルーがキレイな海を眺めました。



となりを見るとラブラブなおじいちゃんとおばあちゃん。心がほっこりなる。
 いくつになっても仲良くて微笑ましいです。二人で何を話しているんだろうか。
 50年後くらい先に自分も、ばあさんとこんな感じでいられるといいな。



せっかくだし自分の写真撮ろう。東京から来てた方にお願いしてパシャリ。 
ひとり旅だと中々自分って写さないから助かる。たった二週間で焼けたなあ。 
この後はラクダにのったりと砂漠を満喫しました。ブサカワいかったです!



「ヒャッハー!久々に登場なしな~。砂漠に咲く一輪の梨なっしー!」 
ふなっしーもスゴく楽しそうです。ここも居心地がよくて長居しすぎました。
 帰り際には福岡からチャリで来た方に会ったりして、またペダルを踏む。



そして鳥取県まで来ました。県庁周りは栄えてるけどかなりの田舎です。
住むんだったら丁度いい町並みだと思います。これで県庁3つゲット(3/47) 
まだまだ進むぞー!あれ・・・なんか見たことある道だな。イヤな予感。



さっき通った道やんけぇええ!!マジか、こういう時はグーグル先生だ!
ご教授のおかげで数十分してなんとか脱出。さくら並木の川沿いを走ります。
 劇場版のジャイアンレベルに立派に咲いている。春らしくて好きだなあ。



今日のグーグル先生は優しさに溢れていて快適なスピードで飛ばせます。
 いつもは悪意のある修行道しか教えてくれないのに、一体どうしたんだよ。 
ここまで正確だと逆に不安になります。夕陽稲穂ロードぶっとばせー!



肌寒くなってきた。ジャージの袖を通します。今日も1日が終わるな~!
 岩美町から眺める夕日に夢中になって漕ぐ気になりません。美人さんな海。
 身近にある幸せってこういうことなんだろうな。もうここで寝るかな!笑



邪念を振りきってさらに先を目指します。あっ山がある。一瞬思考停止。 
こんな時間に真っ暗闇の中で山越えか。こわいわ!まーなんとかなるだろ。
ターミネーターが出そうな建物を横切ります。青白い光が不気味です。



いつもはジャマな車でさえ今日は安心感を感じます。そしてトンネルへ。 
音楽の音量をMAXにして全力疾走です。寒さの方もMAXになって参りました。
 それでも写真を撮って楽しむ男!笑 まだまだラクショーだぜー\(^o^)/



つ、つ、ついた!『道の駅 あまるべ』 ちっこいけどキレイな駅です。
かじかんだ手で気合でテントを立てる。続いて寝袋に体をぶち込みます。
 マットを敷く元気は出てこない。コンクリートの地面でそのまま爆睡。


次回につづく。。


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