2014/07/31

THIS IS JAPAN 日本一周113話 山梨-山梨


日本の天空!

突然に決まった富士山への登頂。念願のテッペンに辿りついた。
赤い力強い大地、青い爽やかな空。地球の呼吸を肌で感じとれる。
どこか遠い惑星にいるみたいだ。日本一の景色に体が震えた。



本編はじまり!
AM5:00。富士5合目であくび。サッとテントを畳んで荷物を積めます。
プシャア!レインウェアには防水スプレーを吹きかけて乾燥させました。
遠目だと登山用の服装に見えなくもないです。頂上まで頼んだぜ!



靴下もゲットです。履いたのいつぶりだよ。登りたくてウズウズします。
食料も尽きているので多めに購入です。飴、チョコ、パンをゲットしました。
富士山価格帯でちょっとお高いですが、命に比べたら安いもんです。



7時頃に登山口へ徒歩。すでに数名の登山客が登りはじめています。
オレは富士山を登るために生まれてきた男。そんな気になってきた!笑
相棒のチャリンコよ。ここの留守番は任せたぞ〜!いってきまーす!



乾燥するスーッとした空気に緊張感が高まります。いよいよ出発だ!
昨日買ったクロックスのパチモン。意外に足にフィットして動きやすいな。
不思議と歩く足が速くなります。歩いて数秒なのに楽しくなってきた!



野口一枚で入山です。富士山保全協力者証なるモノを渡されました。
気を付けて~!」窓口のおばちゃんに、背中を押されて歩きだします。
うおっしゃあ!昼までには登り切って頂上から景色を眺めよっと!



ここからシンプルに上るだけです。幼稚園児にも分かるくらい簡単だ。
完全にナメ腐っております。こうやつが映画では最初に死ぬんだよな(笑)
ただ根拠のない自信があるときは大体いけます。今日も元気にGO!



前も後ろも山ボーイやガールがいます。早朝から富士山は大人気。
みんなの壁がなくて挨拶が盛ん。山登りはお酒の席みたいにラフです。
同じゴールに向かってるから、お互いの距離が近くなるんだろうな。



すげー道だわ!みんなリタイアせずに同じ景色を見られるといいな。
さてと第一関門です。以前革靴で登ろうとした人が引き返されたらしい。
サンダルがバレないように人混みに隠れていきます。5合目突破!



おっしゃ!ちいさく喜んで、自己責任でガンガン砂利道を進みます。
下から見る景色と全然ちげーわ!登ることにして本当に良かったー!
ブーンブーン♪突然ミツバチが纏わりつく。モテキきたー\(^o^)/



なんだよこの絵すげーな。息をのみ込みます。こんなの見たことない。
富士山ってメジャーすぎて避けてたけど最高すぎるわ。日本の誇りです。
嬉しくて清々しい気持ちになりました。一年に一度は登りに来たいな。



小学生の頃は父ちゃんと弟と山に登ってたな。ふと思い出しました。
後方を任されて頑張ったっけ。頂上で食べたグミのオレンジ味が蘇る。
調子はいつにも増してバツグン。まだまだ楽勝です。6号目突破!



険しい道になってきたぞ。手も使って登ります。思ったよりハード!
「サンダルすごいね~!私はもうヘトヘトよ~。」と笑って話すおばさん。
おだてられると調子に乗ってスピードが上がります。単純かよ!笑



ちょっくら休憩。富士山の湧き水をゴクゴク。200円でトイレも完了。
ふなっしーは素晴らしく元気です。太陽を浴びてのんびりしています。
光合成で回復。オレがちゃんと頂上まで連れて行ってやるよー!



隣にいたおじおば4人組には梅を頂きました。酸っぱくておいしい。
千葉から来られたそうです。みんなエネルギッシュで元気があります。
ごちそうさまです!これから頂上まで頑張りましょう。7合目突破!



だんだん急になってきました。野ざらしのお茶目な岩。道なき道をいく。
岩場で休憩している方もチラホラいます。みんな喋らずマイペースです。
口数も減る標高に。日本一の山を甘く見てたぜ。ここからが勝負だ!



ここまで来ると笑えてきました。現実なのか夢なのか分かりません。
武井壮が両腕だけで登り救助されたという場所は、この辺りだろうか。
7合目からペースを上げたら、高山病になったそうです。すげえ(笑)



山小屋の元祖室で一休み。「どっから来たんですか」と取材を受けます。
日焼けしたスタッフの兄さん。取材協力費ってことでクリップをゲットです(^^)/
2時間かけてやっとここまで来た。ついに半分超えです。8合目突破!



3000m付近のこと。新品だったパチモンサンダルが赤土まみれに。
中には砂利まで入り込んできます。もはや富士山式足つぼマッサージ。
もはや痛気持ちいいです。帰る頃には内臓機能活性化してそうだ。



すげー長い長い。空気も薄くなってきました。あれ頭痛がするぞ?
高山病の初期症状です。ペースを上げすぎました。岩場に座ります。
思いっきり息をスーッと吐いて吸ってを繰り返すと楽になりました。



素朴な鳥居が見えました。富士の怒りを鎮めるための神なんかな。
そして道は進みやすい足場に。コンスタントに歩いてついに頂上です。
遠くには雪が積もってます。秘境感が出てきました。9合目突破!



そして頂上到着。出店がいたる場所に並んでいます。賑やかです。
ここに建物があることにビックリ。本当よく建てたよな。人って逞しい!
到達した所だし、ぼちぼち下りはじめるか~・・・ってバカヤロー!



真の頂上を目指し歩きます。正真正銘の3776mの頂があるんです。
岩のカラーが恐竜の肌みたいに変わりました。死んでも登りきってやる。
ひたすら足を動かして最後の坂道を駆け上がります。あれは・・・!



絵から抜け出したような迫力です。感動をありがとう。うおおおー!
心から感じる達成感。体の奥の方からジワジワと込み上げてきます。
空も晴れて歓迎してくれているようでした。日本最頂端到達!



頂上でゆっくり。常連のお姉さんは隣でコーヒーを沸かしています。
写真を撮ったり、裏情報を教えてもらったり。色んな人達と会話タイム。
みんな笑顔で嬉しそうだったな~。なんて思いながら下山開始です。



まだまだここからが長い。帰りは登りとルートが変わります。いくぞ!
途中では女子大生2人と出会いました。夏休みの思い出に来たみたい。
ハンパないスタミナのガール達。頂上まであと少し。がんばってね!



なんだこれ天国かよ。絶景に涙がこぼれます。自然ってすごいな!
ザザーッ!帰り道は砂利を滑って下降。サンダルに石ころが入る入る。
数分に一度は靴を脱いで砂利を取る作業。だるい!反省です(゜_゜)



そして来週からバイクで日本一周予定の青年に遭遇。すごい偶然だ!
一緒に登っていた友達と喧嘩してしまったそうです。仲直りできるといいな。
その後は男子学生や外人の方やら、いろんな人に出会って進みます。



鮮やかな夕焼け。やっと5合目に戻ってきたぞ。さすがに疲れたー!
みんな夏を謳歌しにきている。知らない物語が山ほどあったんだろうな。
この登山も出会ってくれた人達のおかげで、最高に楽しかったです。



休憩してるとさっきの女子大生と再会です。ちょっと話してバイバイ。
赤土を落として夕飯を食べます。朝から夜まで充実した一日だったな。
さーてと!今日も富士山で野宿だ。あたらしい朝がまた来る。


次回につづく。。



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2014/07/30

Mt.fuji 日本一周112話 静岡-山梨


灼熱の赤富士!

富士山が堂々と輝く。日本で一番高い山に心躍らせてチャレンジ。
燃えるような真夏のアスファルト果てないスバルラインを突っ走る。
全速力で自分の限界までぶち当たれ。気合は十分レッツゴー!



本編はじまり!
AM5:00。『道の駅 すばしり』 ベンチで体を起こす。日差しが暑い。
本日は富士山に挑戦です。気持ちいくらい知識なし。情報収集しよっと。
なるほどな!どうやら頂上までの登山道はいくつかあるみたいです。



メジャーなのは吉田ルート。ほとんどの人がここを登るんだそうです。
ふと駅からうっすら富士山が見える。僕も王道にその道から目指します。
まずは水道から超重要な隠しアイテムをGET。富士の湧き水ー!



いくぜ!空気が美味しい山道は、スーッと爽やかな匂いがします。
まずコンビニで食料調達です。これでハンガーノック対策は万全だろ。
現在地は山梨県は山中湖村。日が高いうちにガンガン進むぞー!



大きな道の駅富士吉田』に寄り道。たくさんの客で賑わっています。
モンベルショップもある。土産コーナーを散策すると面白い商品ばかり。
いくつかプレゼントをゲット。喜んで貰えそうな買い物ができました



自分には富士山のステッカーを購入。さっそくチャリンコに貼り付け。
相棒の自転車にも味が出てきたな。またオリジナリティが強まりました。
新鮮な気持ちでサドルまたがり、右足からペダルを踏み出します。



お!なんだここ?神社を見つけました。すかさずスマホで調べます。
北口本宮の浅間神社。富士山の怒りを鎮めるために作られたそうです。
あちこちに何カ所もあるんだって。さすが日本一の山。規模が違う。



でっけえ境内だな。高く伸びる年輪の詰まった木に歴史を感じます。
川のせせらぎのBGMを聴いて影に入り涼む。流れる水が清らかです。
境内を見渡していると、お参りする人がチラホラと増えてきました。



砂利を踏んで奥に行きます。前に迫ってくるような迫力があります。
葉の揺れに心地よさを感じるな。富士山登山に向けて安全をお祈り。
いつもどおり二礼二拍手一礼。最高の思い出になりますよーに!



キャァアアアーーー!!富士急ハイランドから絶叫がきこえます。
河口湖町にやってきました。たしか脱出ゲームとかやってるよな~。
めっちゃ楽しそうじゃねーかぁあー!誘惑を振り切ってGO!!



世遺産センター?そうだ!富士山って世界遺産になったんだっけ。
カップルや家族連れの方達でワイワイしています。外国人も多いです。
資料を見ながら富士山の文化的価値を学習。JAPANの誇りです。



ペダルを高速で回して爆走。全身に太陽がガンガン当たってくる。
ダッシュ!ダッシュ!ダッシューッ!無理矢理足を動かしていきます。
明るいうちには5合目まで登りきりたいです。うおりゃあああっ!



やっと登山道の玄関です。富士スバルラインへとやってきました。
チャリは200円。料金所のおじさんに元気に挨拶して登り出します。
ゲートを超えたらはじまりの合図です。いっちょ気張っていくか!



ふなっしーさんも気合十分。天気も良好。休憩所から山を攻めます。
ちなみにこの時点でまあまあな標高です。すでに1000m近くあります。
照らす太陽がとてつもなく眩しくなりました。風をきって走りましょう。



まっすぐで果てしない。終わりが見えない。でもゴールは必ずある!
ガリガリにスタミナを削って、ゴリゴリ登ります。大きな看板が見えたぞ。
本当のはじまりはこれからです。標高1405m・・・1合目突破!



次は2合目を目指しましょう。だいぶ高い場所までやってきました。
息が上がって脈が早い。これから徐々に酸素も薄くなってくのかよー!
さすが日本一なだけあります。ちくしょう顔が歪むハードな山だ。。



モゾモゾ。。チャリに乗せているふなっしーの声が聞こえてきます。
「何やってるなしか~!お前はこんな所で終わる男じゃないなっしー!」
「転んでもまた立ち上がるなし。これ飲んで気合入れるなっしー!」



おお。。ふなっしースマン!イリュージョンからマウンテンを授かる。
ヤバイ・・・暑さで頭おかしい。。いや、こんな茶番できるならまだ楽勝!
負けそうな気持ちを押しのけます。標高15096m・・・2合目突破!



バスのお客さんが「チャリだー!」みたいな表情でコッチを見てきます。
きっと車だと何時間も似た景色です。ずっと車内にいて会話も途切れる頃。
沈黙を打ち破れたかも。ちょっとでもネタになったんなら本望だ・・・!



霧で視界が悪くなってきました。おいコラ!富士山やめんかーい!
フォレストガンプの人生みたいに濃ゆい。・・・全然うまくない例えだ。
体につづいて頭もキレがなくなってきました。あっ!元々か( ̄▽ ̄)



余っているエナジーで補給します。力が湧いてくる。復活したぜ!
一歩一歩をしっかり踏みしめればいつかは辿り着く。半分超えたぞ。
ここが一番の踏ん張り所です。標高1786m・・・3合目突破!



富士のゴッドありがとう。カラッと晴れてきました。気分全快です!
思わず立ち漕ぎ。カーブを曲がるたびに見える景色がとても新鮮です。
いくつもの峠を越えて自信はついている。ここを行けばあと一息!



うおぉーーー!!!富士の姿があります。青じゃなくて赤色なんだ。
目に大きな山が写ります。自然の力をまざまざと見せつけられました。
美しさの中に怖さがある。自分を小さく感じる圧倒的な存在感です。



自転車を置いてパシャリ。テンションが上がるぜ。かなりいい疲れ。
すげーな日本にこんな場所があったなんて。長いこと立ちつくします。
渋峠2172m超えはもうすぐ。標高2046m・・・4合目突破!



明るい時間に5合目到着です。さっきまで道路ガラガラだったのに。
ここは登山客が沢山です。おじさんやおばさん達と盛り上がりました。
チャリで来たことをギャグだと思っています。後で知ってドン引き。



すごい人数に質問の嵐。バスもドンドンやってきてから大盛況です。
それから神社や売店を散策することに。お土産も買えて大満足でした。
店員のお姉さんからは、富士山についてのアドバイスを貰いました。



空気入れを絶賛してくれるおじさん、暑いけど頑張れとおばさん。
何度も登山してる家族。面白い人達ばっかり。写真も撮ってもらった。
夢にまで見た場所へと到達。標高2305m・・・5合目突破ー!



おし!帰るかー。ピロピロ♪「そこ野宿できるよ」と突然連絡。マジすか!
なら一泊して頂上を目指そう。なんだか楽しくなってきました。急いで売店へ。
何の準備もしていないので、バックとパチモンのクロックスを買いました。



旅に出る前にしていた準備を思い出します。あの時と同じ気持ちだ。
幻想的な夕陽ですな。みなさんカメラやスマホを構えて楽しそうに会話。
ようやく沈む丸いオレンジ。あんなにいた人も宿へ消えていきます。



PM22:00。昔野宿したという方が「寒いぞー」と教えてくれました。
何だよその悲しいだけの情報(笑) 夏服とレインウェアを着こみ準備万端。
明日の山登りがすごく楽しみです。ワイルドにテントでオヤスミ!


次回につづく。。



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