2014/08/09

嵐を呼ぶ旅人 日本一周122話 三重-三重


爆風と豪雨。

雨の音で目を覚ました。これまでとは段違いの鉄の空が広がる。
屋下のベンチまで濡れている。さすらいの台風がやってきたようだ。
数人の旅人達は、紀伊半島にある道の駅に缶詰状態になった。



本編はじまり!
台風が去るまで道の駅で停滞します。比較的ゆっくりと朝飯の準備。
昨日出会った旅人のノゾミさんも一緒です。ひとつ上の道産子姉さん。
恐るべき節約生活をしており、主食は食パンとバナナのみです!笑



排水溝から勢いよく雨水が出てます。こりゃやべーよ。嵐よ去ってくれ。
朝はノゾミさんと互いのことを雑談。女性ならではの旅の悩みを聞いたり。
そんなこんなしていると駅がオープンしました。のんびりと過ごします。



ヒマすぎるので最近出てきたトラップ紹介。道を塞いでくる草たち。
そこらへんの雑草をこんな丁寧に、写真に収めるやつはいないだろう。
まずはコイツからいきましょう。ねこじゃらしで有名な代表的雑草。



ふたつ目はこの稲のような草。紀伊半島からよく見かけるように。
当たるとこそばゆいいやらしさ。くるぶしを中心に絡みついてきます。
当たるとペダルのスピードが緩む。泣けるほど迷惑なやつです。



左右対称に分かれるネムノキ。人に聞いて名前が分かりました。
ムチのように足首を攻撃してきます。当たると地味に痛てーんです。
春から夏かけてキレイな花を咲かせるそう。そのうち見たいな。


次は殺傷能力の高い草を紹介しましよう。時に血が出ることも。
通称錆びたナイフのカヤ。切れ味抜群でそこら中に生息してます。
たしか小学生の頃だっけな?知らなくて痛い思いをしました。



これは芯のある雑草です。メートルサイズになるとマジで痛い。
さらに草負けという追加ダメージを与えてきます。攻撃力が高い。
油断してると赤くかぶれる。旅人のみなさん気をつけましょう。



最後に伝説のツルギのような謎に包まれた草。尖った矛先です。
タイヤにぶっ刺ささってくる鋭さ。以上、草々たるメンツ。草だけに!
って何だよこれ。誰も得も損もしないコーナーでした( ´ ▽ ` )ノ



外に出れず持ってる食材も少ないので、贅沢して駅の定食です。
ノゾミさんは安定の食パンとバナナ。さすが節約の鑑。ブレない!笑
僕も基本は一日300円程度で暮らしてますが、今回は完敗です。。



嵐が強まったころ、旅中に何度も再会しているまこっちゃんが登場。
昨日泊まっていた寝床では雨風を防げず、ここまで走って来たらしい。
いつの間にか旅人が三人になりました。賑やかにやってきたぞー!



みんなでポツポツ雑談タイム。「台風連れてこないでくださいよ〜」
「いやいや超晴れ男っすよ!ノゾミさんこそ嵐連れてこないで下さーい」
冗談で張り合って夜が更けます。やっぱり松潤のせいにしとこう。。


次回につづく。。



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