憧れた夢の道!
まっすぐな地平線がずーっと。地球に自分だけしかいないみたい。
右を見れば緑の広い草原、左を見れば青く深い海。永遠に広がる。
このまま空も雲も全て超えていける。だから旅はやめられない!
本編始まり!
テントに光が差し込む。すごく眩しい。朝日をめいっぱい浴びます。
今日は無性にドキドキする。ずっと楽しみにしていた景色があるから。
旅人が憧れる聖地、何もないがあるという道『オロンライン』です。
お日様サンサン!予報では雨が降るって話。まーどーでもいい。
はやるテンションが抑えきれない。しゃあ!ひとり静かに呟きます。
コブシにもグッと力が入る。さあ!楽しみの道を駆け抜けるぞ。
空の色がワントーン明るくなりました。なんもないのがサイコー!
果てしない。ありえないくらい北海道している景色が飛び込みます。
イメージしていた北の大地。オレが走りたかった道はこれだ。。
圧倒的存在の風力発電が見えます。風車がクルクルまわっている。
写真でみたような景色がここにある。今まさに目の前に広がっている。
落ち着かない静寂が心地いです。嬉しさで自然と笑顔になります。
自転車をとめて草原に入ってみます。なんだこの鮮やかな景色。
きっと自分の足だけでこんな場所に来るなんて一生に一度の体験。
今のこの時は今しかない。かけがえない時間を噛みしめました。
スピードを上げてグングン走ります。うおぉおおおおああっつ!!!
誰もいないから全力で叫び放題です。自分の声だけが宙に舞ってる。
なんだこの突き抜ける開放感!おっ大きなトンネルが現れました。
旅の恥はかき捨て。今度は大阪世界陸上のCMモノマネタイム。
ついテンションがあがり規模が大きいコメントをしてしまった時・・・。
その織田裕二を喉が潰れるくらいの大声でやります。3・2・1!
「地球に生まれてよかったーーー!!!」 本当そんな感じです。
風がふわっと吹き抜けて、心の底からやさしい気持ちになります。
小さなことがどうでもよくなる。トンネルを抜けて青空の下へ。
Hokkaidooooo!!!!!
鮮やかな大地に思わず言葉が出ます。この想像を超える地球感。
生きてることを実感。なんでここが世界遺産じゃないのか不思議です。
旅の疲れも一気にふっとびました。なんだか夢の中にいるみたい。
トラブルも多かったけれど来てよかった。ぜんぶ輝いて見えます。
バカみたいに強い風が吹くアスファルト。夢中になってとにかく前へ。
家族に友達や恋人だったり。この風景を世界中の人に見せてー!
両手を大きく広げて寝そべります。この世界に飲み込まれそうです。
地球を感じてのんびり・・・なんてことはない。この絵を撮るのに必死!
ひとり撮り難しすぎ。テイク10もかかったわ!バカヤロー\(^o^)/
あっちー!利尻島をバックに、生ぬるいサイダーを飲んで一休み。
これまで出会ってきた色んな人たち、みんな元気でやってんのかな?
そんな思いを馳せながらグビグビ。喉の渇きを潤します。ぷはー!
最後の町にきたぜ!日本で一番北にある終わりの地『稚内』です。
この素晴らしい景色もいいかげん飽きてきたな。もう先を目指そう(笑)
足を回す、汗を流す、ただ走る。向かい風をひたすら裂いて進む。
あれは!?休憩スポット!タオルで顔をぬぐいながらオアシスへ。
申し訳ないくらいキレイな空間です。なんとキッチンまでありました。
使っていいのか分からないので結局外へ出ます。さいならーっ!
しゃがみこんで日陰に。そこではオジサン集団と仲良くなりました。
「これで旅してるのかぁ!僕は君みたいなやつ好きだぁ。楽しんで!」
そう言って去ります。なんか旅してんな~。北海道最高だぜー!
ひと踏ん張りして寝床に到着です。ライダーハウスの『みどり湯』。
札幌で出会ったみんなが、ここに泊まっているらしいです。やっほい!
ちゃっと受付を済ませます。そして無事に旅人達と再会できました!
待っててくれてありがとう!アレだな。みんなダラダラしてる!笑
小学生のノリで意味不明なことをしたり、アホな時間を過ごします。
やっぱこのメンバー楽しすぎる!そろそろ夜ご飯を作りましょう。
hina8maシェフの指示で作ります。今晩のメニューはカレーライス。
なんとお米は1.5升。これから弁当屋さんでもはじめるんだろうか(笑)
あれ?そういえば一人いない。かじくんは利尻島へ旅立ってました。
完成したぜ!いただきます・・・このワイルドなカレーうめぇええ!
そしてほとんど何も手伝ってないです。明日の朝、鍋でも洗いまーす!笑
この後はヒグマ遭遇に備えて、倒すシミュレーションをしました。
突然暗くなる室内。ミラーボールがキラキラ光りだします。何これ?
ここでは宿泊者が5人以上になると、特別イベントがはじまるそうです。
それから自己紹介タイムに突入。とりあえずモノマネをやっときます。
さらに松山千春の『大空と大地の中で』をみんなで大合唱してシメ。
肩を組んでゆれて歌います。よくわからんけど一瞬泣きそうになった。
その後はくだらない話をしながら夜が更けていきました。大満足!
それぞれ違う人生を歩んできた旅人達。一番北で盛り上がる。
うまく言葉で表せないけど最高な時間です。とてつもなく嬉しい。
いよいよ最北端が手に届く距離、最終地点まであと一歩!
次回につづく。。
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